このたび大阿闍梨 総本山仁和寺門跡 瀬川大秀大僧正猊下のもと、御室派大門寺前住職 添野智譲僧正を伝授阿闍梨にお迎えし、仁和寺道場において「御室相承 西院流一流伝授」を開筵する運びとなりました。
西院流は仁和寺発祥・真言広沢方法流の一つにして、野沢根本十二流に数えられています。仁和寺では流祖・信證僧正より連綿と相続され、中世の宏教律師による流派の大成、近世の巨匠・真乗院孝源大僧正による中興、さらに現代の名匠・上田靈城和上による興隆を経て、今に伝わっています。真言宗御室派においても、西院流を本流と位置づけ、仁和寺ならびに御室派を挙げてその伝承護持に努めております。
しかしながら、一流伝授そのものは前回平成19年から22年にかけて行われた後、仁和寺ではおよそ17年の間開筵されておらず、近年では受法を待ち望む声を多く聞くようになりました。また広沢方法流の本山たる仁和寺にとって、伝授を通じた西院流の宣揚は歴史的かつ今日的な責務であると承知しております。
今ここに時機至り、法流護持のため再び諸大徳を集めて講筵を開きたいと存じます。本派教師の皆様には、是非この法縁に触れてご受法いただきたく、また西院流に一層深いご理解をいただきたく、ご案内申し上げます。
下の「開筵要項」をご確認の上、お申し込み下さい。また申請に必要な書類のうち①、②は下の書式をダウンロード、印刷してご利用ください。③はご所属の真言宗各派本山にお問い合わせください。
① 申請書
② 履歴書
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